一枚の葉書 11月21日 [月]
2011年 11月 21日
浅野川の河川敷で毎日のように会っていた犬友達。
口実は犬の散歩だったが
犬も人間も楽しいひと時だった。
ドックランもない時代だったけれど
それなりのルールが自然にできて
犬たちは老いも若きも仲良く遊んだ。
地元新聞にも取り上げられたことがある。
その河原にはクローバーがいっぱい生えていた。
中には四つ葉のクローバーも。。
みんなで四つ葉のクローバーを探し。。
そのうち我が家の息子たちが1000個見つける!
と宣言。
犬は遊び人は四つ葉探し。
その中でいつもいっぱい見つける人
子供たちが彼を「名人」と呼ぶ。
それが彼のあだ名となりみんな彼を「名人」と呼ぶようになった。
四つ葉を探す中で我が家は9つ葉を見つけ
近所の工藝やさんで加工してもらった。
中には八つ葉・七つ葉・五つ葉を見つけた人も。
みんなが行くたびに見つけては息子にくれて
1000本達成~
名人の奥さんが
「前の子が死んじゃって仕事中もボーっとしてるから
新しい子を飼ってあげてって職場から言われたの。
刃物を使うから危ないしね」
って聞いてみんなでお仕事何なんだろうね~?
息子はヤ―さんかもしれない坊主頭だし。。。
いや大工さんでしょう等々
名人は老舗の料理屋さんの板さんだった。
名人のお店に食べに行ったり
おいしいかぶら蒸しや鰻玉焼きを頂いたり。。
蘭は一番の友達が「名人」宅のメリーちゃんだった。
猫を方に載せてお散歩する人。
ここに来る子は毎日会っているので猫もお友達。
一度野良猫を見つけてみんな集団脱走したことがある。
その時彼女は
「猫ならここにもいるのに~」
みんなにとってはこの子は「猫」じゃないみたいだった。
猫連れさんは加賀友禅の作家。
彼女にも格安で友禅描いてもらった。
転勤族の我が家。
蘭がいなければ老舗の板前さん・友禅作家・他にも友禅を糧とする地元の人たち
と知り合う機会もなかった。
この犬仲間の人たちが金沢での3年間を
どれだけ色鮮やかな素晴らしい時としてくれた事か。。。
四つ葉探しだけじゃなく
竹の子狩りの指南もしてくれたり
竹細工で竹トンボ・水鉄砲・バズーカ砲・竹馬
いろいろなものを作ってくれて。
金沢暮らしを珠玉の時にしてくれた「名人」
その「名人」が亡くなったと言う訃報の葉書。
まだ66歳だった。
今年はクリマル連れて金沢に行こうと思っていたのに
震災があって遠出はする気になれなかった。。
行ってれば会えたのに。。。。
懐かしい日々がどんどん遠くなってしまう。
口実は犬の散歩だったが
犬も人間も楽しいひと時だった。
ドックランもない時代だったけれど
それなりのルールが自然にできて
犬たちは老いも若きも仲良く遊んだ。
地元新聞にも取り上げられたことがある。
その河原にはクローバーがいっぱい生えていた。
中には四つ葉のクローバーも。。
みんなで四つ葉のクローバーを探し。。
そのうち我が家の息子たちが1000個見つける!
と宣言。
犬は遊び人は四つ葉探し。
その中でいつもいっぱい見つける人
子供たちが彼を「名人」と呼ぶ。
それが彼のあだ名となりみんな彼を「名人」と呼ぶようになった。
四つ葉を探す中で我が家は9つ葉を見つけ
近所の工藝やさんで加工してもらった。
中には八つ葉・七つ葉・五つ葉を見つけた人も。
みんなが行くたびに見つけては息子にくれて
1000本達成~
名人の奥さんが
「前の子が死んじゃって仕事中もボーっとしてるから
新しい子を飼ってあげてって職場から言われたの。
刃物を使うから危ないしね」
って聞いてみんなでお仕事何なんだろうね~?
息子はヤ―さんかもしれない坊主頭だし。。。
いや大工さんでしょう等々
名人は老舗の料理屋さんの板さんだった。
名人のお店に食べに行ったり
おいしいかぶら蒸しや鰻玉焼きを頂いたり。。
蘭は一番の友達が「名人」宅のメリーちゃんだった。
猫を方に載せてお散歩する人。
ここに来る子は毎日会っているので猫もお友達。
一度野良猫を見つけてみんな集団脱走したことがある。
その時彼女は
「猫ならここにもいるのに~」
みんなにとってはこの子は「猫」じゃないみたいだった。
猫連れさんは加賀友禅の作家。
彼女にも格安で友禅描いてもらった。
転勤族の我が家。
蘭がいなければ老舗の板前さん・友禅作家・他にも友禅を糧とする地元の人たち
と知り合う機会もなかった。
この犬仲間の人たちが金沢での3年間を
どれだけ色鮮やかな素晴らしい時としてくれた事か。。。
四つ葉探しだけじゃなく
竹の子狩りの指南もしてくれたり
竹細工で竹トンボ・水鉄砲・バズーカ砲・竹馬
いろいろなものを作ってくれて。
金沢暮らしを珠玉の時にしてくれた「名人」
その「名人」が亡くなったと言う訃報の葉書。
まだ66歳だった。
今年はクリマル連れて金沢に行こうと思っていたのに
震災があって遠出はする気になれなかった。。
行ってれば会えたのに。。。。
懐かしい日々がどんどん遠くなってしまう。
by rankurin | 2011-11-21 12:34 | 思い出 | Comments(4)
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ブーママ
at 2011-11-21 17:17
x
良い想い出ですね。
職業も年齢も関係なく、街で会ってもわからない人。
そんな人達がいつの間にかお友達になって行く。
「名人」さん、会えなかったけど次の子が居るのかな?
是非会いに行って下さいな。
私もたまには、訪ねてみよう。
実家に帰ればいいんだもん。
あそこで遊んだ子はひましか居ないけど。
職業も年齢も関係なく、街で会ってもわからない人。
そんな人達がいつの間にかお友達になって行く。
「名人」さん、会えなかったけど次の子が居るのかな?
是非会いに行って下さいな。
私もたまには、訪ねてみよう。
実家に帰ればいいんだもん。
あそこで遊んだ子はひましか居ないけど。
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by
ヨーコ
at 2011-11-21 21:51
x
こころが温かくなるような良いお話。
懐かしい日々がどんどん遠くなる。。。実感ですね。
でも、それも仕方のないこと。
今を豊かに生きたいものですが、なかなか。。。
なんだか、ジ~ンとしてしまいました。
「名人」さんの、ご冥福をお祈りします。
それにしても、66歳。。。若すぎる。
懐かしい日々がどんどん遠くなる。。。実感ですね。
でも、それも仕方のないこと。
今を豊かに生きたいものですが、なかなか。。。
なんだか、ジ~ンとしてしまいました。
「名人」さんの、ご冥福をお祈りします。
それにしても、66歳。。。若すぎる。
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rankurin at 2011-11-22 11:42
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rankurin at 2011-11-22 12:10